1980年の12月9日(火)の夜、ボクは銀座で飲んで、いつも通りタクシーで帰宅したのです。恐らく午前零時前後。
家に帰り、当時はそれが格好いいと思っていた、最後のビールの栓を抜き、日テレのイレブンPMのエンディングを何気なく見ていました。
藤本義一が「海の向こうのアメリカでは、ビートルズのジョン・レノンが射殺され」と言うコメントが突然耳に飛び込んできました。あれから25年経ったのです。
翌朝、ボクは札幌に出張して、その夜生まれて初めて吐きました。飲んで吐いたのは、後にも先にもこの時限りです。
その後1週間、同じ服を着て喪に服しました。ボクの大好きなジョンが、もう同じ空気を吸っていない悲しみをこらえながら。