先日亡くなった先輩が手掛けたウィンドウ・ディスプレーのポジフィルムを見直しています。
若いときは若いなりに荒削りな時代があったことを再認識しました。人は進歩していくのです。
1977年にデザインした人魚はいい例です。今のボクから見れば、今ひとつの出来映えです。先輩が生きていたら、このボクの評価に対して何と言うでしょうか。
20年前なら笑いながら「生意気なことを言うんじゃないよ」と言ったでしょう。
でも今なら「オレも若かったな」と言うでしょう。
以前、先輩のプロフィールを書くことになったとき、
「受賞歴なんか関係ないよ。今どうか、ということだよ。今。」
と全くとりつく島もありませんでした。と同時に自分の受賞歴をほとんど覚えていなかったことも確かです。
それは常に新しく変わり続けていくという意欲と自負の現れでした。それこそが彼の生き様そのものだったような気がします。