頑張って、って、どう頑張るの!

これはつい最近聞いた被災者の声です。27歳の女性は福島でカフェを営んでいました。津波にこそ襲われなかったものの、建物は損壊、何よりも原発の20キロ圏内のため現在は友人の家を転々としています。
お金がないのです。
ボクたちには考えられないことですが、彼女には手持ちのお金がありません。着の身着のまま、今は人々の善意にすがって生きています。
仕事もままならない状態で、どうやって頑張ればいいの!
彼女の切実な声です。

昨日赤プリにに被災者が収容されました。施設の提供は西武グループですが、運営は東京都です。当初東京都は都営住宅と同じ入居基準で、しかも食費その他を徴収することにしていました。
被災者はお金を持っていません。仮に持っていても1食500円の食費を払うことに躊躇します。
直前になって東京都が負担することになりましたが、応募者が少なかったのにはそういう経緯があったからです。

頑張れないのですよ。なんにもないのですから。
ましてやお金がないということは、人としてのプライドを著しく傷つけます。
お金を得るための働き口すらありません。
資金援助を含めて早く精神的に自立出来るような環境づくりはできないものでしょうか。
そういう権利が被災者にはあると思います。そしてボクたちには支える義務があると思います。
情けは人のためならず、なのです。

頑張って、というのはやめましょう。頑張るのは実はボクたちです。
ボクたちが頑張って被災者のみなさんを支えるべきなのです。

今夜わが家の食卓には風評被害を受けている茨城県産の野菜がたくさん乗りました。一生懸命東北のものを買うのも頑張ることのひとつです。みなさんにも出来ます。

2011年4月10日 | カテゴリー : others | 投稿者 : Singer