彼女とは仕事をしたことがありませんでしたが、時折パーティーなどでみかけました。当時はジャパン・アーツというクラシックのマネージメント会社との仕事が多く、ボクの窓口の吉田慶子さんという方がいろいろな人を紹介してくれました。彼女は独立してKトレーディングというマネジメント会社で活躍しています。
佐藤さんと最後に会ったのは毛利臣男さんの『モーリの色彩空間』パート5「小夜子」のために作られた「小夜子BODY」という展示会のオープニングパーティーでした。ジーンズにハイヒール、まるでアスリートのような素晴らしい体躯、そして豊かな金色の髪をなびかせて颯爽と現れた時は日本人とは思えないほどの迫力がありました。
会社の節目の行事でキャスティングが難航したことがありました。当時の役員が知人のプロモーターに外タレと交渉させているからちょっと待てということで動けませんでした。役員なんだから現場の仕事に首を突っ込まないでと思いましたが、そこは宮仕えのつらさ、待てといわれて素直に待った、のです。
しかし刷り物のタイムリミットが迫るなかで一向に返事がきません。あと一週間というところで、無理そうだから国内でいこうということになり、それまでのコネを総動員してキャスティングを急ぎました。
ピンと来たのが佐藤さん。なにせ見栄えがいい。ジェエリーも似合いそう。ちょうど吉田さんと新潟にいると聞いて電話しました。しかしリハーサルか本番かで彼女の携帯に繋がりません。数時間後、折り返しの電話で事情を説明しましたが、スケジュールがNG。
結果的に、成田で出国直前の中丸三千繪さんからOKの返事をいただき、事なきを得ましたが、まぁ胃が痛くなるような一週間でした。
残念ながら佐藤さんと仕事する機会はありませんでしたが、パーティの中で頭ひとつ抜けた佐藤さんの姿はいかにもかっこよく、今でもはっきりと覚えています。