銀座の武ちゃん

長いこと銀座を徘徊していますが、初めて行った焼鳥屋です。
5時過ぎに、長いお付き合いのKさんから「来ない?」とお誘いの電話。
ホイホイと出掛けていくと、女優のNさんも一緒ですっかりリラックスした様子。奥の小上りをふたりで占領していても他のお客は見て見ぬふり。売れてる女優は得です。
冷や酒が樽でした。これがまた焼き鳥にぴったり。
「コップ酒っていいわね、こういう雰囲気に」と誉めてくれたので、調子にのってあっと言う間に三合飲んでしまいました。結構観察されていたかも知れません。役者は他人の仕草とか言い方をよく見ていますから。

Nさんからは女工哀史ならぬ女優哀史的なことを聞きました。このご時世、制作費が切り詰められて、ロケ時間や車の使用まで凄い勢いで経費カットになっているそうです。彼女は一応主役ですからそれなりの対応を受けているらしいのですが、普通の役者は厳しいらしいです。例えば彼女の主な仕事場は京都の太秦(うずまさ)なのですが、ここのスタジオは古いために空調設備が整っていないのだそうです。夏などは冷房なしで照明が入るので大変な暑さになるとか。ところがペットボトルの水は全て自前。彼女はポカリをスタッフをはじめ全ての役者の分まで持ち込むそうで、毎日数万円の出費とか。
「だってわたしひとりだけで飲めないじゃない」という彼女は昔のまま。

また来ましょうねと約束して別れた後、あれ誰が払ったんだろう?とかなり反省しながら帰路についた次第です。

2011年3月8日 | カテゴリー : gourmet | 投稿者 : Singer