ネットで見る限り、あまり評判は良くなかったのですが、とりあえず見ないと話にならないので、映画の日の今日、スカラ座で鑑賞してきました。
これは飛び出す絵本の類です。飛行機とかトンボとか、うわぁっと飛び出してくるような映像は結構迫力があるのですが、人物は浮き出て見えても、基本的にはフラットなのです。立体ではありません。まさに飛び出す絵本そのものです。紙の絵がポンと立ち上がってくる、あれです。
何故、人間の目は立体感を感じるのか考えてみました。多分、光の陰影を感じて奥行きや立体を感じるのではないでしょうか。人の頭を見たときに、正面と横側の光の当たり具合の、微妙な違いを、人間の目が感知して、脳で立体像を結んでいるのではないでしょうか。これは帰りの電車の中で、前に座っている人の頭を見て感じたことです。
ところがフィルムの映像は色温度で発色させるため、色温度が違うと違う色になってしまいます。ですから照明を四方八方から当てて、むしろ陰影を少なくしてやらないと色が不自然になってしまいます。だから人間の目で見て、脳の中で像を結んでもフラットなのだと思います。むしろアニメショーンやCGの方が色を加工して陰影を出せるので、実写より立体感を出しやすいかも知れません。アニメやCGものは見たことがありませんので、あくまでも想像の域を出ませんが。
ストーリーは、どうってことありません。64年の風俗もほとんど描かれていません。3Dだけがウリの映画でしょう。
ちなみに観客の年齢層は高そうでしたが、つまんなそうでした。