中国料理 桃華

並木通り沿いの1丁目に向かって2丁目最後の左側にあった中国料理の店です。
かつてこの場所にはパチンコ銀一という店があって、パチンコ好きのサラリーマンが短期決戦を挑んでいました。
その後に出来たのが桃華です。銀座通りにあった中華第一楼と同じく、赤い絨毯(というよりカーペットに近い?)が敷き詰められた、いかにも日本の中国料理店といった佇まいでした。
ここのウリは担々麺でした。冷やし担々麺を最初に出したのもこの店です。その後「日本で最初に冷やし担々麺を出した店」を自称するところが何軒もありますが、ボクはこの店が最初だと確信しています。
残念なのは行く度に味が違ったのです。熱い担々麺と同じ見た目で冷やしを作ろうとして、ずっと試行錯誤を繰り返して、結論を得ないまま店を閉めてしまったという感じでしょうか(笑)
真夏の暑い日に「今日は冷やしだな」と桃華に行って注文するのは「冷やし担々麺」でしいた。もちろん冷やし中華も美味しかったのですが、何せ担々麺の冷やしなど誰も考えつかなかったのでしょうね。
桃華の冷やし担々麺を食べてみて、熱いのとは違う発想で作らないと、というのが今巷で出ている冷やし担々麺です。ですから桃華とは別物なのです。

桃華でランチをして、1丁目のワタナベコーヒーで一服というのも良かったですね。閉店して随分経ちますがオジサンたちには忘れられないコーヒーショップです。
元々は渡辺珈琲商会という珈琲豆を扱う会社で、ついでに1、2階をコーヒーショップにしていたのです。もっとも最後の方は1階だけの営業でしたが。
何故オジサンたちに懐かしいかと言えば、この店のアルバイトのオネエサンが良かったのです。愛想がいい、返事がいい、親切、なので可愛く見えてしまうのです。
コーヒーを注文すると「セットもありますよぉ~」と勧められ、桃華で食べてきたにもかかわらずホットドックセットを頼んでしまったり………
確かにパンがカリッとしていて美味しかったのです。コーヒー+100円というところもミソでした。ホットケーキセットは食べきれないとテイクアウトもさせてくれるというサービスもファンが定着した秘密かも知れません。

桃華もワタナベコーヒーも銀座勤めのサラリーマンしか知らない店かも知れません。